Flutterに「Google Play In-App Review API」を導入し、アプリ画面内でレビューできる機能を実装する方法を解説します。
レビュー数はASOに重要
レビュー数はGoogle Play Storeの検索順位(ASO)に直結する重要な要素と言われています。アプリの検索順位は「累計インストール数」だけでなく、「レビューの内容」「直近の評価数」や「平均スコアの推移」が重視される警告にあります。レビューを促さないと、レビュー数は当然少なくなり、以下のような悪影響があります。
| 問題点 | 説明 |
|---|---|
| ①「サイレント・マジョリティ」の問題 | 満足しているユーザーは、促されない限りわざわざレビューを書きません。一方で、不満があるユーザーは積極的に低評価を付けに来るため、何もしないと平均スコアが下がりやすくなります。 |
| ② 検索順位(ASO)への反映 | レビューが活発なアプリは「今、盛り上がっているアプリ」と見なされ、キーワード検索の結果や「類似のアプリ」欄で上位に表示されやすくなります。 |
| ③ コンバージョン率の低下 | インストール数に対してレビューが極端に少ないと、新規ユーザーが「本当に信頼できるアプリなのか?」と躊躇する原因になります。 |
アプリユーザーの快適性を損なわないように配慮しつt、適切なタイミングでアプリユーザーにレビューを促すことが重要です。
Google Play In-App Review APIとは
「Google Play In-App Review API」は、Googleが提供するアプリユーザーにレビューを促すための公式APIです。アプリ画面内で評価(星)を付けられるボトムシート形式で、OSレベルで表示頻度が制限されるため、ユーザーから「しつこい」と思われないようにレビューを促すことができます。
また、「インストールから7日以上経過」かつ「アプリを10回以上起動」したヘビーユーザーにのみ依頼を出すようコードを組めば、ライトユーザーの快適性を一切損なわずに、質の高いレビューを集めることができます。
in_app_reviewパッケージの導入
① pubspec.yamlを開き、dependenciesのセクションに in_app_review を追加して保存します。
dependencies:
flutter:
sdk: flutter
in_app_review: ^2.0.9
② ターミナルで flutter pub get を実行し、パッケージをプロジェクトに反映させます。
実装コード
レビュー機能を呼び出したい箇所(ボタンの処理内や、特定の条件を満たしたタイミング)に以下のコードを記述します。
① パッケージをインポートします。
import 'package:in_app_review/in_app_review.dart';
② レビューダイアログを表示する関数を作成します。
Future<void> requestAppReview() async {
final InAppReview inAppReview = InAppReview.instance;
// デバイスがレビュー機能に対応しているか確認
if (await inAppReview.isAvailable()) {
// アプリ内でレビューダイアログを表示
await inAppReview.requestReview();
} else {
// 未対応または制限中の場合は、ストアのレビューページを直接開く
await inAppReview.openStoreListing(
appStoreId: '...', // iOS用(Androidのみなら不要)
microsoftStoreId: '...', // Windows用
);
}
}
運用のポイント
Googleのガイドラインにより、このAPIは**「短期間に何度も表示させること」が禁止されています。表示をリクエストしても、OS側の判断でダイアログが出ない場合がありますが、自前のポップアップで「レビューしますか?」と聞いてからAPIを呼ぶのは規約違反に近い行為とされています。直接 requestReview() を呼ぶようにするのが無難です。
また、shared_preferences 等を使い、「前回の表示から30日以上経過しているか」「特定の計算回数を超えたか」を判定してから関数を呼び出すようにしてください。
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